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ロードバイクでも運用できるオススメのダブルレッグセンタースタンド

ロードバイクに長いこと乗っていると、どんな場所でも気軽に駐輪したいという欲求がわいてきます。

立てかけ駐輪に向かない場所でも、自転車が倒れる心配をせずに自由に行動できたらいいですよね。

そんな願いを叶えてくれるのがダブルレッグセンタースタンドです。

荷物が積まれた自転車を駐輪しても安定します。

自転車横転のリスクが低いため、目的地での行動もストレスがありません。

いいことづくめのアイテムですが、じつは、取り付けできる自転車はあまり多くありません。

特に、ロードバイクは設置できる車体が少ないです。

では、どんなロードバイクであればつけられるのでしょうか?

自分の実体験をもとに、設置できる自転車の特徴やおすすめの商品を紹介します。

ダブルレッグセンタースタンドのメリット

街乗りのロードバイクにダブルレッグセンタースタンドをつけて約2年。

自分の体験をとおして感じたメリットを紹介します。

駐輪時に安定する

一番のメリットはこれ!

サイドスタンドは、ひとつの脚で自転車を支えるため、側面に強い力がかかります。

一方、ダブルレッグセンタースタンドは、左右の両側に脚があり、重心を均等に支えるため、側面にかかる力が分散されます。

そのため、自転車が倒れることが少なくなり、安定性が向上します。

気になった場所があったら駐輪して用事を済ます。

荒川探索がはかどります。

前カゴに荷物を入れても倒れませんし、スーパーで買い物したときなんかは、ダブルレッグセンタースタンドをつけていて良かったなと感じます。

スタンドが目立たない

スタンドの足を跳ね上げたとき、チェーンステーの下に収まります。

チェーンステーと足が平行になることで、見た目もすっきり見えます。

スポーツバイクの見た目の美しさを損なうことはありません。

ダブルレッグセンタースタンドのデメリット

重い

ダブルレッグセンタースタンドは、シングルレッグのセンタースタンドやサイドスタンドよりも重くなる場合があります。

自転車の重量が増えるため、自転車は軽さが正義という人には不向きかもしれません。

ネジが緩みやすい

スタンドを跳ね上げる衝撃で、徐々にネジがゆるみます。

自分は、月に1回くらいネジ締めを行っています。

ダブルレッグセンタースタンドを使うのであれば、誰もが避けては通れないめんどくさい作業です。

フレームに傷がつく

ゴムをフレームに巻き付けるなど対策を講じることもできますが、傷がつくことは覚悟しておく必要があります。

ですが、センタースタンド専用台座がついている自転車であれば、あまり気にすることはありません。

ダブルレッグセンタースタンドを設置できる自転車の特徴

専用の台座が取り付けられている

この台座があれば、ほぼ確実にダブルレッグスタンドがつけられます。

フレームに傷がつきににくて◎です。

フレームの素材がクロモリかアルミ

フレームにセンタースタンド用の台座が無い車体の場合、設置するために金属のプレートでフレームを挟むので、フレームの狭い範囲に圧力がかかります。

ダブルレッグセンタースタンドは、構造上丈夫なクロモリもしくはアルミフレームの自転車で運用するのがベターです。

カーボンフレームは非常に軽量で強度がありますが、構造上非常に複雑で、ダブルレッグセンタースタンドを取り付けるための十分な強度が確保できない場合があります。

シートチューブとタイヤの間に十分なクリアランスがある

後輪タイヤとシートチューブの間に、指2本以上のクリアランスがなければダブルレッグセンタースタンドは設置できないと思います。

ロードバイクでは、ダブルレッグセンタースタンドを設置できないことが多いです。

一方、後輪タイヤとシートチューブの間が広くなりがちなクロスバイクは設置できる確率が高いです。

チェーンステー・ブリッジがない

左右のチェーンステーをつなげる短いパイプ、チェーンステー・ブリッジがあることによって、ダブルレッグセンタースタンドが取り付けられない場合があります。

自分の街乗り自転車もチェーンステー・ブリッジのせいで、長いことダブルレッグセンタースタンドが取り付けられませんでした。

ですが、フレームビルダーにお願いしてチェーンステー・ブリッジに穴をあけてもらい、設置することができました。

フレームの強度が下がる加工なので、完全に自己責任になりますが、このような方法もあります。

クランクとスポークの間に十分なクリアランスがある

ここは盲点でした。ダブルレッグセンタースタンドを設置したあと、クランクとスポークと干渉しやすいという事実に気が付きました。

自分の自転車だとクランクとスポークの間にクリアランスがあまりありません。

スランドが少しズレると、クランクかスポークどちらかに当たって音がしてしまいます。

どれくらいのクリアランスがあれば問題ないか、目安を示すのがなかなか難しいです。

とりあえず、写真を見てイメージしてもらうしかありません。

オススメのダブルレッグセンタースタンド

ノグチ(NOGUCHI) ダブルレッグスタンド [24~28インチ対応] CL-KA56

足の長さを調整できるので、自分の乗っている自転車のサイズにあわせた運用が可能です。

2年使っていて不具合はありません。

耐久性抜群で値段もお手頃だと思います。

結局、買ってつけてみるまで設置できるか分からない!

ダブルレッグセンタースタンドをつけようと、何件か自転車屋を回ったことがありました。

残念ながら自分の場合は、ダブルレッグセンタースタンドの在庫があるお店に巡りあえませんでした。

ですが、せっかく足を運んだのだからと、店員さんに自分の自転車にダブルレッグセンタースタンドは設置できるか尋ねてみました。

店員さんは「見ただけでダブルレッグセンタースタンドを設置できるできないの判断は難しい」と言いいました。

つまり、実際につけたあと、いろいろな場所に干渉して運用できないことがあるということで、お店側も責任を取れない。

そういうことだと思います。

結局、ダブルレッグセンタースタンドの現物を一度つけてみるまで、運用できるかどうかは分からない。

というわけで、在庫のあるお店に行くか、自己責任で購入して運用できるか試す。

家の近くに在庫のあるお店がなければ、自分で購入する。

そして、設置できなければメルカリやヤフオクで売る。

これが正解だと思います。

みなさんも、一度、自分の自転車で運用できるかどうか試してみてはいかがでしょうか?

ダブルレッグセンタースタンドが設置できれば、サイクリングがもっと楽しくなります!